博物学探訪記

奥会津より

2019-01-01から1年間の記事一覧

BとCについて

前方にノートパソコン、スピーカーからはsportifyから流れるビル・エヴァンスの宗教的やさしさに聞こえる “Waltz For Debby”、右手はときおりマグカップに淹れたミルクティーをすすり、下半身はこたつにつっこまれている。Bが書いた手紙の一通目にときおり目…

読書会書評 あのとき特別だったものの先に

「うまくいえないんだけど、すごくかなしいときとか、すごくうれしいときとかに、目の前に世界があって、それって世界の切れっ端なんだけど、そのときその人にとっては、その切れっ端が、においも、色合いも、全部完璧だってことだとわたしは思ったわけ。な…

読書会 トーマス・クーン, 中山茂訳『科学革命の構造』みすず書房, 1971年(原書は1962年出版)

各自の報告を松崎なりにまとめると、本書評のテーマは「パラダイム――下から見るし、横からも見る――」ということになる。つまり、報告者はクーンのパラダイム論を、クーンに足りてない事柄およびそれぞれの視点と素材に基づき論じなおし、より広い枠組みで捉…

山形市探訪記

思えば、今年度はいろいろな場所を訪れた。 5月に沖縄に行き、7月には九州を旅し、そして9月は東北を移動して回った。 20代の最後の年としては、なかなかに充実していたのではないか。 とはいえ、同年代の友人が社会人としてそれなりの月日を過ごし、マン・…

ブログ再開

最後に記事を書いたのが9月ですね。 アクセス解析を見ていると、こんなきれぎれのブログにもちらほら訪問者がいることがわかります。ありがたいことです。 その間なにをしていたかというと、おもに東京の大学院に通って必要な単位を取るために授業を受けてい…